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CONFEITO BOX

Door

ある冬の日に


錆付いて重い重いその扉をノックする音がした

扉は長いこと閉ざされたままだった


ある春の日に


その重い重い扉が、外の光を感じられるほど開いた。
以前と変わらない風の匂いや、少し変わった花の色を見て胸を躍らせた

扉の外を見ることは楽しくて、夢中になった


ある夏の日に


突然の嵐になった

錆付いて重い重いその扉を、再び閉める術をすっかり忘れてしまっていた

雨に濡れないように、必死に扉に手を掛ける

寂しげな秋風が吹く前に、冷たい冬が来る前に、どうしても閉じなければならなかった

いつもいつもそうやってきたのだから


長いこと扉に守られていて、すっかりそのことを忘れていたんだ


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Commented by sawae at 2006-07-13 22:43 x
創作活動再開ですか?いきなりでびっくりしました・・・
何やら意味深な内容、続きがある感じでしょうか?気になります。
Commented by ys_cafe at 2006-07-19 11:55
こんにちは〜sawaeさん☆
いやはや、思い付くままに作ったものを載せてしまいました。
久々にこんな風な言葉が浮かんだもので・・・。
続きは考えていないけど、もし思い付いたら書きます♪♪♪
Commented by kack03 at 2006-08-31 19:49
かよだよ。あたし、この詩、とっても好きだよ。ゆーこらしさがでてると思います。もっと見たいなぁって思いました。
Commented by ys_cafe at 2006-09-04 13:05
やっと見れたわ〜(遅くなってごめんね。。。)
かよ、ありがとう★☆★
あたしらしいかな?また浮かんだら載せるね!
かよの詩も、大好きだよ。
by ys_cafe | 2006-07-11 00:08 | illustration | Comments(4)

PROFILE…なかむらゆうこ(イラストレーター)  「子ども」や「人」を中心に、どこか懐かしかったりほっとしたり、ちょっと切なくなったりするようなイラストを描いています。